家が本格カフェに。デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオを2年使って

エスプレッソマシーンとカフェラテ Treat

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この記事でわかること

・ラ・スペシャリスタ・プレスティージオを2年使ってわかった、よかったところ
・手間、抽出時間、価格(168,000円)といった正直なデメリット
・オーツミルクを使った、わが家の家カフェの楽しみ方

「とりあえず、カフェに行きたい」——その願望が、いつのまにか消えていました。

学生時代はカフェでアルバイトを2年以上、独身時代はカフェ巡りが趣味で、こだわりある個人店を調べて行くのが1つの趣味でした。ただ、子供が生まれてからは、行きたいと思うけど足が遠のいていました。ベビーカーで入れないかもしれない、子供が騒いで迷惑をかけたら申し訳ない…と躊躇してしまったのです。時々ファミリーフレンドリーなカフェに入っても、当然ながら子どもはゆっくり寛ぐことはないので(笑)、せっかくのドリンクも急いで飲み干し、そそくさと退店する。こんなことを繰り返していました。

そんな中でわが家にやってきたのが、デロンギの「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」というエスプレッソマシーンです。
正直、安い買い物ではありませんでした。それでも、ここ数年で買ってよかったものを挙げるなら、迷わず上位に入ります。

使いはじめて2年目。いまでも、できあがったカフェラテを一口飲むたびに、小さく感動してしまうのです。お店で飲めば600円くらいするあの味が、家で楽しめる。仕事中、休憩中と自分の好きなタイミングで。それだけで、家で過ごす時間がずいぶん豊かになりました。

今ではコンビニカフェも増えて、安く手軽にカフェのようなラテを飲めるようになりました。
この「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」そういった手軽さとは対極にあります。1杯を飲むまでの手間は、たしかにかかります。でもわたしにとっては、その手間さえも悪くない時間になっています。今日は、2年使ってきた正直なところを書いてみます。

家が「本格カフェ」になった、という感覚

いちばんの変化は、「とりあえずカフェに行く」という選択肢が、わが家からほとんどなくなったことです。

家で淹れるラテやコーヒーが、わたしにとってはもう十分カフェ級だから。出かけなくても、あの一杯が飲める。しかも、家で子どもたちとリラックスしながら。その安心感は、思っていた以上に日々を軽くしてくれました。

2年使って、よかったところ

毎回、豆を挽きたてで淹れられる

いちばん気に入っているのは、淹れるたびに豆を挽くところです。しかも8段階で豆も挽き具合を変えられます。抽出温度も調整可能というこだわりの機能。

あらかじめ挽いた粉で置いておくよりも、酸化が進まないぶん、香りも味も新鮮なまま。この「挽きたて」こそが、お店の一杯に近いと感じるいちばんの理由だと思っています。グラスに落ちていくエスプレッソを眺める時間も、地味だけれど好きなひとときです。

スチームで、ふわふわのミルクがつくれる

冷たい牛乳を、スチームノズルでそのまま泡立てられます。わたしは基本、エスプレッソと合わせてラテにするのですが、子どもがいるわが家では、この機能がもうひとつ活躍します。

ただ温めるだけのホットミルクではなく、スチームでできた細かい泡がのったミルク。これが子どもにはうれしいようで、毎回よろこんでくれます。泡のひげを口のまわりにつけて、幸せそうに飲む姿を見ていると、こちらまで癒されるのです。また、ラテアートや泡に顔を描くだけで大喜びです。

寒い冬の日、大人はラテ、子どもはスチームミルク。そんなおやつの時間が、ささやかだけれど幸せだなと思います。

その日の気分で、自由にカスタマイズできる

アイスカフェラテ

このマシンの好きなところは、その日の気分や季節に合わせて、一杯を自由に変えられることです。

寒い季節はホットのカフェラテ。そして暑くなってきた最近は、もっぱらアイスカフェラテばかり作っています。氷とミルクを注いだグラスに、濃いめに淹れたエスプレッソを注ぐ瞬間が、ちょっとした楽しみです。

最近のいちばんのお気に入りは、牛乳をオーツミルクに替えたオーツミルクラテ。使っているのは「Minor Figures(マイナーフィギュアズ)」のバリスタオーツです。バリスタ向けにつくられているだけあって、エスプレッソに負けないコクと、すっきりした後味。これが驚くほどよく合うのです。

マイナーフィギュアズバリスタオーツ(オーガニック)
マイナーフィギュアズバリスタオーツ(オーガニック)

同じマシンなのに、ミルクを替えるだけで一杯の表情が変わる。その小さな実験みたいな時間も、気に入っています。お気に入りの焼き菓子を添えれば、家にいながら、ちゃんと「カフェの時間」になります。

なお、ミルクを使用しない、アメリカーノやスペシャリティというブラックコーヒーのモードもあります。こちらの方がミルクを使わない分、手軽に飲めます。

正直、気になるところ

飛びつく前に、正直なところも書いておきます。

やっぱり、手間はかかる

グラインダー付きとはいえ、すべておまかせではありません。使ったあとは、粉を捨てたり、洗ったり。定期的に石灰除去のメンテナンスも必要です。(自動ですが、1回40分ほどかかります)

ただ、わたしはこの「ひと手間」を、いつのまにか嫌いではなくなりました。目の前の作業に集中する数分間が、かえって気持ちを整える時間になっているからです。

すぐには飲めない

抽出にも、それなりに時間がかかります。1杯ごとに豆を挽いて、タンピングをして、抽出して、という工程なので、「今すぐさっと飲みたい」「まとめて作り置きしておきたい」という方には、正直向いていないと思います。ここは好みが分かれるところです。

値段は、安くない

そして、値段。わが家が購入したときは、ヨドバシで168,000円ほどでした。決して気軽に手が出る金額ではありません。正直、レジに進むまでには何度も迷いました。

ただ、これのおかげでカフェに寄る回数が、ぐっと減ったのも事実です。仮に外で1杯500円のラテを毎日買えば、ひと月で1万5千円ほど。そう考えると、家で淹れられるようになったこの2年で、本体の元はとっくに取れていた計算になります。「高い買い物」と「長く使う投資」は、少し違うのかもしれません。

※オーツミルクを使う場合は、Minor Figures が1本(1L)700〜800円ほど。牛乳より少し贅沢ですが、その一杯の満足度を思えば、わたしには納得の価格です。

おすすめしたい人
  • 家で、カフェ級のラテやエスプレッソを毎日楽しみたい人
  • 淹れる時間や手間そのものを、暮らしの一部として楽しめる人
  • 挽きたての味や、豆・ミルクのカスタマイズにこだわりたい人
  • 家族や子どもと、スチームミルクのある時間を持ちたい人
  • 長い目で見て、カフェ代をおうち時間に置き換えたい人
向いていない人
  • とにかく手早く、ボタンひとつで一杯がほしい人(全自動タイプが向いています)
  • まとめて作り置きして、こまめに飲みたい人
  • 初期費用は、できるだけ抑えたい人
  • 粉を捨てる・洗うといったお手入れを、負担に感じそうな人

それでも、わたしの「適温」に合っていた

手間もかかる。時間もかかる。値段も張る。

それでも、むしろ、その手間ごと好きになってしまいました。

大切なのは、スペックよりも「その面倒くささを、自分は愛せるか」「自由なカスタマイズを楽しめるか」なのだと思います。わたしにとっての答えは、はっきり「イエス」でした。同じように、家での一杯にちょっとこだわってみたい方の、ヒントになればうれしいです。


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