朝ごはんに、静けさを求める日があります。
にぎやかなカフェではなく、誰にも急かされずに、自分の朝を整えられる場所。そういう朝に、わたしはカフェコロラドのモーニングを選びました。この日頼んだのは、アボカドカマンベールトーストと、ホットコーヒー。
正直に言うと、コロラドは少しだけ入りにくいお店です。それでも、また来たくなる。その理由を、この記事に残しておきたいと思います。これはわたしの適温に合っているだろうか——そんな問いを持ちながら、扉を開けました。
カフェコロラドのモーニングで頼んだ「アボカド&カマンベールトースト 手作り卵サラダ添え」

コロラドはドトール系列の、フルサービスの喫茶店です。店舗数はあまり多くないかもしれません。だからこそ、見つけるとうれしくなるお店でもあります。
この日のアボカド&カマンベールトーストは、モーニングながらなかなかの豪華版でした。とろりとしたカマンベールと、まろやかなアボカド。喫茶店のモーニングというと定番のトーストやゆで卵を思い浮かべますが、この組み合わせには少しだけ現代的な華やかさがあります。たまごペーストまでついて、朝から満たされる内容でした。好きなドリンクにプラス330円でこのトーストセットが付いてきます。
アボカドトーストというメニュー選びには、年齢層の高い男性客が多いこのお店が、女性客のことも意識しているのかな、という気配を感じました。昔ながらの喫茶店が、静かに時代とすり合わせている感じ。そういう気配りが、わたしは嫌いではありません。
カフェでは珍しい、サイフォン式のコーヒー
このお店で、いちばん心に残ったのはコーヒーでした。

コロラドの抽出は、カフェではなかなかお目にかかれないサイフォン式。サイフォンと聞くと、香りは高いけれど少し尖った味を想像していました。ところが実際は、口当たりがとても滑らか。それでいて香りはしっかりと立っていて、朝から贅沢な気持ちになりました。
チェーン系の喫茶店で、ここまで丁寧に淹れた一杯に出会えるとは思っていませんでした。トーストの満足感もさることながら、わたしにとってこの朝の主役は、間違いなくこのコーヒーでした。
「入りにくい」けれど、だからこそ静かな穴場
冒頭に書いたとおり、コロラドは少しだけ入りにくい雰囲気があります。
珈琲館に似た、シックで落ち着いた店内。お客さんは年齢層が高めで、ほとんどが一人でモーニングを食べにきた男性でした。初めてだと、少し敷居が高く感じるかもしれません。
でも、その入りにくさは、そのまま居心地のよさの裏返しでもあります。あまり混むこともなく、店内はいつも静か。誰かのおしゃべりに気を取られることもなく、自分の朝に集中できる。にぎやかなカフェが苦手なわたしにとって、ここはまさに穴場でした。
一人で静かに過ごしたい朝。本を読んだり、頭の中を整理したり。そういう時間を邪魔しない店だと思います。
それは、わたしの適温だった
派手さはありません。むしろ、入り口の敷居はほんの少し高い。
けれど中に入ってしまえば、静かな空間と、サイフォンで淹れた滑らかな一杯と、少しだけ華やかなトーストが待っています。騒がしくない朝を求める人にとって、これ以上ないくらいちょうどいい。
にぎやかさより静けさを。派手さより、丁寧な一杯を。そういう朝が好きなわたしには、カフェコロラドのモーニングは、しっかりと適温に合っていました。

